2002年9月5日

中国:初めての天津市での驚き


9/4(水)PM3:05上海浦東国際空港から天津空港へ出発した。
上海浦東国際空港は、上海市内から東に車で1時間位の数年前に出来た新しい空港であり、私は初めてであったが、とても近代的な大きな造りで天井は高く大変ゆったりとした気持ちの良い空港であった。流石、上海! 国内線だと言うのに、セキュリティチェックでは全員靴を脱がされ、ブリーフケースと共にX線透視検査機に入れさせられた。
何故か国際線よりも厳しい。

PM5:00頃天津空港に着いた。天津地域を空から見ると、池や川が多く、緑の多いゆったりとした地方かなあ、と推測したが、これが大きな間違いであった。 天津空港は、滑走路部分は大きいが空港の建物は昔の名古屋空港位(?)で、その古さは30年前の富士駅(?)かなあ。内部の照明は暗く、トイレは狭く汚く半分くらい壊れている。えええ!扉を開けたまましゃがんでいる!!!
現地の人の出迎えが着たので外に出たが、雨で寒い!上海は30度位だったと思うが、これでは20度も無いだろう。暑いと思ったので背広を持ってこなかったし半袖なので寒くて腕に鳥肌が立っている。明日もこんなだと、凍えちゃいそう。
車で30分位で天津市内、大きな町で走っている車も多く結構な大都市である。が、建物も車も汚れのためか、なんとなくくすんでいる。気のせいかなあ。 宿泊先のホテルにつくと、なんとHYATT(ハイアット)だ。4ッ星とかで外も内も綺麗だ。宿泊客も背広姿や外国人が多く、私の上海でのホテルより立派で嬉しい。日本のホテルに似て部屋には寝巻用の浴衣やドライヤーもあるゆったりスペースで欧米の一流ホテル並である。 夕食は、近くの日本風居酒屋にした。メニューも日本の居酒屋とほぼ同じで中国らしさは無かった。一寸残念。

9/5(木)AM8:30頃、迎えの車で目的地の得意先へ向かった。幸運なことに晴天で気温も25度位のようだ。湿度が低く秋のような気持ちの良い空気だ。良かった。
30分位で目的地に着くはずが、道路の渋滞で遅れそうなので先方に電話を入れた。市内の道路状況は上海と同様、まさにルール無し(中国ルール?)の路上バトルだ。通行人と自転車が道路や交差点で車の合間を縫って渡って行き、車も自分優先で積極的(!)に攻撃的に突っ込んでいく。 それでも、なんとか生き残り市外へ出た。が、また渋滞と戦争だ。市外なのにおかしいなあ、と思っていたが、事故だ。やっと抜けて進むと、また事故と渋滞!全く、事故がおきるのは当然の道路状況とは思うが、目的地への到着が更に遅れてしまう。郊外に出ると、黄砂なのか路上の土埃が凄く、それを巻き上げて走るので窓を開けるのは止めよう。
ようやく、目的地近くまで来たが、今度は運転手が道を間違ったらしい!30分のドライブ計画が間違いだったようで、結局1時間半掛かった!
得意先は日本企業の中国での新合弁会社で、来月から新製品の生産を始める工場を新設したばかりで、周辺は未だ工事中である。が、工場の中は、一寸作りがいい加減。室内塗装も素人っぽく、机などの備品もみかん箱(よりは上等だが)のよう、トイレももう壊れている!

仕事を終わるや早々に天津空港から上海に戻った。ホッとした。 上海市嘉定区のホテルに着いたのは、PM10:00過ぎだった。