2004年12月4日

南アフリカ:リゾートKnysnaは海賊基地だった


12/3(金)昼にケープタウンCapeTownでの仕事を完了し、VWポロで一路ナイズナKnysnaに向かった。
12/6(月)からポートエリザベスPortElizabeth近郊のユーテネッグUitenhage市に仕事場を移すので、これから移動である。
ケープタウンからユーテネッグまではN2(国道2号)で約750Km、8時間くらいのドライブだ。
今日金曜と土曜は、その途中である約500Km離れたナイズナに宿泊し、日曜にユーテネッグに入る。

途中、山に囲まれたブドウ畑が続くワイン地帯を2時間、次に既に収穫の終わった小麦畑を1時間半走った。
沿道には、牛、羊、ダチョウなどの農場が点在している。 続いて、海の見える道路に入り、約1時間半でナイズナに到着した。 途中、2回の小休止を入れ5時間のドライブだった。 ここナイズナは、インド洋に面し、浜名湖のように海が深く入り込んだラグーンと岩や森林の崖に囲まれたリゾートである。
昔は海賊の根城だったとのことだ。

ナイズナのロッジには、ユーテネッグの仕事場から20人ほどが先に到着していた。 土曜の夜にここで会社の忘年パーティをやるので、その一部隊が、金曜に前夜祭を楽しもうとの計画だ。 ほとんどがカップルで、従業員の費用は会社が負担し、同伴者分は自己負担とのことである。

今日は夕方7時頃からブライ(Braai。南ア版バーベキュウ)だろう。 南アでは、冬でも夏でも一年中屋外でブライをやるほど、ブライ好きなのだ。 日没の7時頃から始め、8時頃には暗くなってきたが、何時も通りビールと会話を楽しみ、火は付いているが食べ物が出てこない。
肉などを焼き始めたのがすっかり暗くなった8時半位だ。 待ちに待ったこともあり、大きなTボーンステーキを2つと何か分らない串焼きを2本平らげてしまった。 日本ではほとんどステーキは食べないが、こうやって楽しんでいるとつい食べ過ぎてしまう。 ドライブの疲れもあるのか、眠たくなってきたので9時半頃に途中退席し、部屋に戻った。 今日もゆっくり眠るぞ。
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12/4(土)夕方7時から忘年パーティだ。 服装は襟付きシャツと長ズボンならカジュアルでOKとのことで、気楽に出かけた。 7時少し前に会場入りし、ウェイティング・バーで待っていると、徐々に人が集まり始めた。 全員カップル、年代は30代後半から60台位で、会社のスタッフと幹部である。

約百人程が集まり、8時少し前にディナーテーブルに移動した。 室内は暗く、豆電球とロウソクでのパーティーだ。 司会者がいて社長の挨拶などから始まった。 15分後に食事が始まり、まずテーブルに出されていた、シーフード・カクテルをワインで楽しんだ。

メニューを見ると、次はステーキ、チキンそれにラムと有るので、どれを注文しようか迷った。 が、なかなか注文を取りにこない。 周りの人々は、ワインなどを飲みながら会話を楽しんでいる。 30分位経つと、ちらほら数人ずつ男達が席を立ち外に出て行く。喫煙タイムのようだ。 男達が帰ってくると、今度は彼らのパートナー達が外に出て行く!喫煙者が多いのだ。 私は、赤ワインと白ワインを飲み続ける。 まだメインディッシュの注文を取りに来る気配は無い。 一時間ほど経つと、暗くて良く見えないが、何人かが食べ始めているようだ。 よく見ると、人が隣の会場へ動き始め、列を作っている。 そうなんだ。自分でメインディッシュを取りに行くのだ!
やっと、食べ始めたのが9時半。 やはり、南アでは、ワインと会話を2時間位楽しんでから食事するのが習慣なのだ。 大音響の音楽が始まり、食事を済ませたカップル達が中央のフロアでダンスを楽しみ始めた。 50代、60代のカップルもリズミカルにアップテンポのダンスをこなしているのは凄い! これから夜中の一時頃まで続けるそうだ。 私は、音とダンスに圧倒されながら11時頃失礼した。 南アの人々は、タフなんです。

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